徳蔵寺(とくぞうじ)地蔵種子 自然石塔婆

 徳蔵寺(とくぞうじ)かな地蔵(栃木県足利市猿田町9-3)

  表面中央に地蔵種子を刻む自然石塔婆で、「かな地蔵」と呼ばれている。南北朝時代後期 嘉慶二年(1388)の在銘。

徳蔵寺 地蔵種子自然石塔婆 (県指定文化財、南北朝時代後期 嘉慶二年 1388年、安山岩、高さ 90Cm)

本堂に向かって左側横、覆屋に安置する。安山岩の自然石、表面中央に地蔵の種子、下方中央に「天開和尚」、左右に紀年銘を刻む

表面中央、地蔵菩薩の種子「イ」

種子「イ」が、イロハのイの字である所から「かな地蔵」と呼ばれている。

自然石塔婆 下方

中央に「天開和尚」、左右に「嘉慶二年(1388)戊辰」、「口月廿七日」と刻む。

刻 銘

刻銘:「天開和尚」「嘉慶二年(1388)戊辰」、「口月廿七日」

 浄徳寺(じょうとくじ)阿弥陀一尊種子板碑                           石仏と石塔-目次!

徳蔵寺 地蔵種子自然石塔婆(かな地蔵尊) (県指定文化財、南北朝時代後期)

栃木県下の自然石塔婆は、県北部に集中し、県南ではこの一基のみという。

 板碑(いたび)

*JR両毛線「足利駅」下車、 南東方向へ 約2.6Km。

(撮影:平成24年4月23日)