浄徳寺(じょうとくじ)五輪塔

 浄徳寺(じょうとくじ)(栃木県足利市県町1545)

  五輪塔は、紀年銘はないが、火輪の軒反りや水輪の形、地輪の円座等、古い様式の特徴を備えている

浄徳寺(じょうとくじ)石造五輪塔 (市指定文化財、鎌倉時代中期、安山岩、高さ 108Cm)

風・空輪、一石からなり、空輪は整った宝珠の形
弘安七年(1284)銘阿弥陀種子板碑の右横に立つ 火輪、勾配はゆるく、軒は緩やかに反り古調を示す。

水 輪

正面は、蓮華座上月輪内に金剛界大日如来の種子「バン」を薬研彫する。

地 輪 正 面

地輪は背が低く、上端に水輪を受ける薄い円座を作りだす。

浄徳寺(じょうとくじ)石造五輪塔 (市指定文化財、鎌倉時代中期)

紀年銘はないが、古い様式の特徴を備えている。

浄徳寺(じょうとくじ)石造層塔

 浄徳寺(じょうとくじ)(栃木県足利市県町1545)

浄徳寺(じょうとくじ)石造層塔 (市指定文化財、鎌倉時代、凝灰岩、屋根迄の高さ 114Cm)

屋  根

この一層のみ残っている。古風な形状から鎌倉時代中期頃の作品と思われる。

五輪塔水輪、屋根と軸部の間に入っている。
初層軸部、四面とも舟形を彫りくぼめ蓮華座上に仏坐像を刻む。 基礎、背が低く古風を示している。

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浄徳寺 石塔群

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*東武伊勢崎線「県駅」下車、 西方向へ 約1.6Km。門前左手、石塔群の中に立つ。

(撮影:平成24年4月23日)