観音院(かんのんいん)(和歌山県岩出市宮102)
境内の南東隅に、南北朝時代貞和二年(1346)の銘がある板碑など、数基の緑泥片岩製板碑が立っている。
観音院(かんのんいん)貞和二年銘板碑(南北朝時代前期 貞和二年 1346年、緑泥片岩、地上高 128Cm) |
板碑の上方が破損して、斜めに設置されている。斜めに二行「貞和二年(1346)二月日」「一結衆等敬白」の刻銘がある
板碑の中央に刻まれた、「貞和二年(1346)二月日」「一結衆等敬白」の文字 |
観音院(かんのんいん)三尊種子板碑
観音院(かんのんいん)三尊板碑(南北朝時代、緑泥片岩、地上高 117Cm)
自然石の中央に上から「ア・マン・ウーン」の梵字を刻んでいる。貞和二年(1346)銘板碑の上部らしい。 |
観音院(かんのんいん)板碑群
緑泥片岩の自然石に梵字を刻んだ板碑が多数みられる
板碑の横に置かれている中世の和泉砂岩製五輪塔
観音院(かんのんいん)(新義真言宗)
*JR和歌山線「岩出駅」下車、西方向へ徒歩 約7分。
(撮影:平成23年2月19日)