安久津八幡神社(あくつはちまんじんじゃ)三重塔(山形県東置賜郡高畠町安久津2011)

  置賜地方唯一の層塔。花の季節が似合う三重塔

安久津八幡神社三重塔(県指定文化財、江戸時代 寛政九年 1797年、銅板葺、高さ 約17m)


三層部、軒は扇垂木、組物は尾垂木のある二手先

二層部、軒は二軒繁垂木、組物は尾垂木のある二手先

安久津八幡神社は慈覚大師が貞観二年(860)に阿弥陀堂を建立したのが始まりと伝えられる

塔は、擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間桟唐戸、脇間板張り、中備えは中央間蟇股、脇間蓑束


三層部の扇垂木が美しい

初層、組物は尾垂木のある二手先木鼻・拳鼻に獅子頭と象頭をおく

平安時代の後期に源義家が奥州平定の戦勝を祈願して鎌倉の鶴岡八幡をこの地に勧請したと伝えられるが定かではない

現在の三重塔は、伊達郡鳥取村 山口右源次義高を棟梁に、寛政五年(1793)から着手、同九年(1797)に完成した


初層の蟇股、支輪は彫刻が入る

初層、木鼻・拳鼻(獅子頭と象頭)

塔の内部は四天柱があり、大山祇神を安置する

三重塔の屋根は、当初こけら葺、のち瓦葺、昭和四十三年に銅板葺に改修された

舞楽殿(県文、室町末期、方一間宝形造、茅葺)

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安久津八幡神社本殿(県指定文化財、江戸時代 宝暦五年 1755年再建、三間社流造、茅葺)

本殿は現在、解体修理中。2009年度中に完成予定という

(平成18年5月4日撮影)

*JR高畠駅下車、徒歩約90分(タクシーなら10分)、高畠駅にはレンタサイクルもあるが、この日は全部貸切でかれなかった。行きはタクシーで帰りは歩いて高畠駅まで帰った。