性海寺(しょうかいじ)多宝塔(愛知県稲沢市大塚南1丁目33)

  大塚の愛染さんと呼ばれる真言宗智山派の寺院

性海寺(しょうかいじ)多宝塔(重要文化財、室町時代中期、銅板葺、高さ 約13m)


上重、四手先組物と高欄

下重、出組、軒は二軒繁垂木

寺伝では、弘法大師空海のの建立とされる。建長五年(1253)大塚の領主長谷部源政が僧良敏と協力して再興した

塔は高欄のない縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間連子窓、組物は出組、中備えは蟇股、軒は二軒繁垂木


上重、軒は二軒繁垂木、組物は四手先、高欄の腰組は平三斗

下重、組物は出組、頭貫に天竺様の木鼻がみられる

相輪(写真:右)は型の通りで完備している

性海寺の再興以降、北条時頼、足利尊氏、織田敏定、浅野長政、松平忠吉、徳川義直に保護を受けた


初重、四隅の風鐸

初層、中備え絵様を入れた蟇股

内部に愛染明王像を安置する。屋根は銅板葺、相輪は明治時代の改鋳

弘安三年(1280)蒙古襲来時には、浄胤上人により敵国降伏の修法が行われたことが古文書に記録されている

 愛知県の塔 万徳寺多宝塔                               日本の塔-目次

性海寺本堂(重要文化財、江戸時代 慶安年間の再建 1648〜1651年、こけら葺、入母屋造)

本堂内に小型宝塔(重要文化財、高さ 約2.6m)を納める

*名鉄名古屋本線奥田駅下車、徒歩約30分。奥田駅は無人駅でタクシーは拾えないので注意。

(平成18年8月16日撮影)