東光寺(とうこうじ)多宝塔(三木市吉川町福吉261)
僧行基(ぎょうき)が開いたと伝わる真言宗の寺院
東光寺多宝塔(県文化財指定、室町時代中期、下重本瓦葺 上重金属板張り、高さ 約13m)
上重(扇垂木、四手先組物) |
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下重(二軒繁垂木、出組) |
東光寺は山号を姑射山(こやさん・小屋山)と称し、聖武天皇の神亀年間に行基菩薩が創建したと伝えられている
多宝塔は高欄のない縁をめぐらし、中央間桟唐戸、脇間連子窓、中備えは三間とも蓑束を用いる
亀腹は、瓦をはめ込んだ漆喰を使っている |
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下重、四隅の鬼瓦 |
相輪は創建当時のもので完備している
多宝塔の内部は四天柱があり来迎壁を設け須弥壇に五智如来を安置する
亀腹は漆喰に瓦をはめ込む。高欄の腰組みは出組 |
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下重、四隅には江戸時代風、象の頭の彫刻がある |
東光寺は吉川ジャンクションの近くにある。吉川インターと間違えて少し面食らった
東光寺遠景(向かって左より、重文の本堂、多宝塔、鐘楼)
東光寺本堂(重要文化財、室町時代、方五間、寄棟造、本瓦葺)
(平成17年1月9日撮影)