本山寺(もとやまじ)五重塔(香川県三豊市豊中町本山甲1445)
弘法大師を開基とする真言宗の寺院。四国八十八ヶ所の第七十番札所
本山寺(もとやまじ)五重塔(市指定文化財、明治43年 1910年、本瓦葺、高さ 約38m)
五層部(高欄に十二の擬宝珠がつき、三間とも蟇股をおく) |
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三層部(二層以上は、ほぼ同型。三手先組物、二軒繁垂木) |
本山寺は弘法大師が異賊降伏のため馬頭観音および両脇侍(きょうじ)を造立して本尊としたのに始まる
塔は擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間桟唐戸、脇間連子窓、中備えは三間とも梵字入り蟇股
獅子の彫刻が施された木鼻(獅子鼻) |
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初層組物は三手先組物 |
相輪は型の通りだが宝珠と龍車の間に八葉蓮弁が入り宝珠に火焔がつく
初層の尾垂木の先に繰型がつき隅のものは竜頭となる
四隅の鬼瓦 |
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初層の梵字入り蟇股 |
塔の内部は、四天柱があり五智如来(中央に大日如来、四方に向き四体)を安置する
仁王門(重要文化財、鎌倉時代、正面三間奥行二間の切妻作り、八脚門ともいう)
本山寺本堂(国宝、鎌倉時代後期 正安二年 1300年、寄棟造、本瓦葺)
(撮影:平成17年1月30日)