善通寺(ぜんつうじ)五重塔(香川県善通寺市善通寺町3-3-1)
善通寺は四国八十八カ所 第七十五番札所で弘法大師の生まれ育った地に建立した真言宗善通寺派の総本山
善通寺(ぜんつうじ)五重塔(重要文化財、明治17年 1884年、本瓦葺、高さ45.5m)
五層(四隅に擬宝珠を付した高欄、三手先組物) |
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三層(擬宝珠付き高欄、二軒繁垂木) |
空海はこの地で宝亀五年(774年)6月15日に佐伯善通を父として生まれた。父の名をとり善通寺と称する
空海が唐より帰朝後の大同二年(807年)、真言宗の立教開宗の勅許を得られたとき、父の善通がその居宅を寄進し、造営されたのが善通寺
塔は、石の高欄をめぐらし、中央間桟唐戸、脇間板張り、中備えは間斗束
四層部の軒と組物(四・五層の尾垂木は彫刻が施されている) |
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相輪部の露盤、覆鉢、請花(下から) |
右の写真は、相輪部で上から宝珠(ほうじゅ)、龍舎(りゅうしゃ)、水煙(すいえん)
本瓦葺の屋根の四隅には鬼瓦がのる
初層、中央には彫刻がのる |
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高欄の腰組みは平三斗 |
内部は四天柱があり四方仏を安置する
五重塔は四国最大の塔である
善通寺南大門(門を入って正面が金堂)
善通寺金堂(四国霊場75番札所)
(平成17年 1月30日撮影)