本法寺(ほんぽうじ)多宝塔(京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町617)

  本阿弥光悦ゆかりの日蓮宗の寺院

本法寺多宝塔(指定なし、江戸時代 寛政九年 1796年頃建立、本瓦葺、高さ 約15m)


上重(四手先組物、扇垂木)

下重(二手先組物、二軒繁垂木)

本法寺は本阿弥清信が永享八年(1436年)に獄中で日親上人に帰依し、出獄後日親上人のためにこの寺を開いた

塔は擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間格子唐戸(正面・背面)、脇間花頭窓、中備えは蟇股、脇間間斗束


上重の四手先組物

上重、扇垂木

 相輪は花輪のかわりに水煙がついている

上重、扇垂木と四手先組物(扇垂木が美しい)


初重、肩に雲型のついた蟇股

初重の鬼瓦(桐の紋章)

塔の内部は四天柱があり本尊は釈迦・多宝如来

初重に「北辰殿」の額を掲げる

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本法寺本殿

境内には本阿弥家歴代の墓が建てられており「三巴の庭」と呼ばれる庭は、光悦の作庭で国の名称指定となっている

(撮影:平成17年1月2日)