真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)(真如堂)三重塔(京都市左京区浄土真如町82)

  一条天皇の勅により、戒算上人が開基した天台宗山門派の別格本山

真正極楽寺三重塔(府指定文化財、江戸時代 文化十四年 1817年、本瓦葺、高さ 約30m)


三層部、三手先組物、軒は二軒繁垂木、中備えはない

二層部、三手先組物、中備えは中央間蟇股、脇間間斗束

真如堂は永観二年(984)に戒算上人により開山された

塔は擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間桟唐戸、脇間連子窓、中備えは中央間蟇股、脇間間斗束


三層、本瓦葺屋根と四隅に置かれる鬼瓦

初層、三手先組物

応仁の乱では東軍の陣になった為に全焼し、現在の堂宇は江戸時代中期の再建による

塔の内部は四天柱を設け多宝小塔を安置する


初層、中備えの蟇股

初層、階段の木材

毎年十一月には「お十夜」が盛大に行われる。

真正極楽寺本堂(江戸時代 1693〜1717年再建、柱間七間四面、単層入母屋造)

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門前の「真如堂」の石碑(大寺院の風格がある)

*真如堂は金戒光明寺に隣接する。秋の紅葉は特に美しい。京都市バス真如堂前下車、徒歩8分

(平成18年1月22日撮影・最上部写真を除く)