法輪寺(ほうりんじ)三重塔(2)(生駒郡斑鳩町三井1570)
飛鳥の三古塔として美しい姿を見せていたが昭和19年に落雷により焼失、昭和50年に再建された
法輪寺(ほうりんじ)三重塔(指定なし、昭和50年 1975年再建、本瓦葺、高さ 23.8m)
三層部、方二間、軒は一軒角垂木、組物は雲肘木 |
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二層部、方三間、軒は一軒角垂木、組物は雲肘木 |
聖徳太子が没した年に、太子の命で子の山背大兄王(やましろのおおえのおう)と孫の由義王(ゆぎのおう)が建立したとされている。
また一説には、法隆寺が天智天皇九年(670)に罹災したのち、百済の僧三人が協力して建立したとされる
塔は基壇上に建ち、縁はなく、中央間板唐戸、脇間白壁、柱は円柱でエンタシスが入っている
相輪部の水煙 |
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初層の隅棟 |
法輪寺は法隆寺を中心とする斑鳩の、聖徳太子ゆかりの寺院
三重塔は昭和19年(1944)に落雷により焼失し、昭和50年(1975)に再建された
高欄は卍崩し |
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初層、軒は一軒角垂木、組物は雲肘木 |
塔の内部は、中心に八角の心柱、四天柱があり、須弥壇の正面に厨子中の仏舎利、北面に釈迦坐像、四隅に四天王立像を安置
柿の実る頃、コスモスも咲き乱れ美しい季節
法輪寺遠景
(平成17年9月18日、平成18年12月16日撮影分を追加)