南法華寺(みなみほっけじ)(壷阪寺)三重塔(2)
弁基上人の開基になる真言宗の寺院。西国三十三ヶ所の巡礼で賑わう
南法華寺三重塔(重要文化財、室町時代 明応六年 1497年、本瓦葺、高さ 23.06m)
二層部、軒は二軒繁垂木・組物は三手先 |
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初層、組物は三手先・中備えは間斗束を用いる |
三重塔は、この塔がはじめて建てられた奈良時代の、高い基壇の上に立っている。軒の出は深く、屋根の勾配は緩やか
塔は基壇の上に建ち、縁はなく、中央間板唐戸、脇間連子窓、中備えは三間とも間斗束を用いる
三層部、三手先組物と軒 |
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二層部、軒(二軒繁垂木の流れが美しい) |
相輪は形のとおり。堂々と、空に伸びていて美しく安定している
塔の内部は、四天柱があり須弥壇を設け大日如来を安置する
初層の風鐸 |
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閻魔大王の鬼瓦 |
三重塔は純和様でまとめられている。
南法華寺境内、左から千手観音を祀る本堂(八角堂・江戸時代)、礼堂(重文)、三重塔へとつづく
南法華寺礼堂(らいどう)(重要文化財、室町時代、間口五間、奥行き四間、一重入母屋造、本瓦葺)
*近鉄吉野線壺阪山駅から近鉄バス10分。壺阪寺下車5分
(平成18年5月27日、平成20年7月26日撮影)