本蓮寺(ほんれんじ)三重塔(岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3194)

  日本のエーゲ海、牛窓の風物詩、本蓮寺(日蓮宗の寺院)

         (魚眼レンズ使用)

本蓮寺三重塔(県指定文化財、江戸時代 元禄三年 1690年、本瓦葺、高さ 約13m)


三層部(中央間板唐戸、脇間花頭窓、中央間のみ蓑束)

二層部(中央間板唐戸、脇間花頭窓、中央間板蟇股、脇間蓑束)

本蓮寺は南北朝時代に京都妙顕寺座主 大覚大僧正が法華堂(現本堂)

三重塔は擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間花頭窓、初層は出組、二・三層は三手先組物


三手先組物

相輪は型の通り

初層は出組

三重塔の内部は、四天柱、来迎壁、須弥壇がある

初層の軒(二軒繁垂木が流れるように美しい)、柱には粽(ちまき)が入っている


竜が彫刻された蟇股(初層)

初層の木鼻

縁の腰組みに木鼻のついた平三斗を用いているのが珍しい

木鼻のついた平三斗(初層、縁の腰組)

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本蓮寺本堂(重要文化財、室町時代 明応元年 1492年、本瓦葺)

(平成16年12月19日撮影)