醍醐寺(だいごじ)五重塔(2)(京都市伏見区醍醐東大路22)

  醍醐寺は、国宝多数、重文80件以上、約600箱にのぼる古文書・典籍など日本文化の歴史的宝庫

醍醐寺は、真言宗醍醐派の総本山。境内は、国の史跡に指定されている。


軒の反りが、優雅に美しい

初層、二軒繁垂木が美しい

三重塔は、石の基壇の上に立つ。隅棟を二重にして、稚児棟を付け、五層も二間にせず逓減させた三重にしている

組物は、尾垂木付の三手先で、奈良時代の三手先に比べ整備されているが、まだ過渡的な形状という


相輪部の露盤には三鈷杵(さんこしょ)、法輪がみえる

初層の古式三手先組物

初層内部は、両部曼荼羅諸尊、真言八祖、八方天などが描かれ建物とは別に国宝に指定されている

軒は、二軒繁垂木・組物は古式の三手先・中備えは三間とも間斗束をおく

    

醍醐寺五重塔(国宝)

塔はやはり部分を見るより、全体を見るときが一番美しい

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秋には紅葉が美しい

(紅葉を除き平成17年6月12日撮影)