大覚寺(だいかくじ)多宝塔(京都市右京区嵯峨大沢町4)

  真言宗大覚寺派の総本山。嵯峨御所ともいう

大沢池越しに見る多宝塔

大覚寺は真言宗大覚寺派の大本山。門跡寺院であり、嵯峨御所ともいう。嵯峨天皇の離宮を皇女正子(淳和天皇皇后)が寺としたのを始まりとする


上重、軒は扇垂木、組物は四手先

下重、組物は二軒繁垂木

大覚寺(だいかくじ)多宝塔(指定なし、昭和42年建立、本瓦葺、高さ 約20m、木造風鉄筋コンクリート製))

南北朝期には、南朝として足利幕府が擁立する北朝(持明院統)と対立した


大覚寺「華道祭」で大沢池に浮ぶ龍頭船(茶席が設けられている)

大沢池石仏群(鎌倉時代中期、高さ120Cm前後、花崗岩)

元中九年(明徳三年・1392年)には、南朝最後の天皇後亀山天皇が、大覚寺で三種の神器を北朝の後小松天皇に譲った

名古曽の滝址(国指定 名勝)

滝の音はたえて久しくなりぬれど

                                  なこそ流れてなお聞えけれ     (藤原 公任)   

宸殿から見た勅使門

応仁の乱により建物は焼失、江戸時代初期にほぼ寺観が整った

 縁城寺(えんじょうじ)多宝塔 下重                          日本の塔-目次

大覚寺は、華道嵯峨流の家元。寺院に隣接して嵯峨華道専門学校がある

*JR・近鉄京都駅・阪急四条烏丸駅より京都市バス「大覚寺」下車 すぐ

(平成19年4月14日撮影分を追加)