南法華寺(みなみほっけじ)(壷阪寺)多宝塔(高市郡高取町壺阪3番地)

  壷阪寺は、お里、沢市の「壺坂霊験記」で有名

壷阪寺の門をくぐると、新しく建立された多宝塔と三重塔が同時に見れる贅沢な空間がある


上重、四手先組物と軒(二軒繁垂木)

下重、軒のカーブが美しい。組物は出組

  南法華寺(みなみほっけじ)多宝塔(平成14年建立・本瓦葺)

多宝塔は、高欄を付した縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間連子窓、中備えは三間とも間斗束


上重、亀腹は小さい。平三斗上に高欄を付す

下重、木鼻に彫刻が入る

相輪(写真:右)は型の通りで、上から宝珠、花輪(四葉・六葉・八葉)、九輪、請花、覆鉢、露盤

多宝塔の内部、本尊の大日如来坐像(平安時代)を祀る


大石堂(平成四年落慶)

大石堂内部(正面にインド式ストゥーパを祀る)

大石堂は3,000個の花崗岩をインドで彫刻し、日本で組み立てられた。

入口パネルの浮彫りや内部正面のストゥーパなど、インドの石窟寺院をイメージしている

大石堂内の石彫大日如来(神秘的な空間を作っている)

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壷阪寺仁王門(壷阪寺は西国第六番札所)

(平成18年5月27日、平成20年7月26日撮影)