願成就寺(がんじょうじゅじ)(大分県速見郡日出町藤原6599-1)
在銘塔では、岩戸寺国東塔、別宮社国東塔に次いで古い 応長元年(1311)の造立。国東塔の名品として知られる。
願成就寺(がんじょうじゅじ)宝塔(国東塔)(県指定文化財、鎌倉時代後期 応長元年 1311年、安山岩、総高 350Cm)
露盤、笠上の露盤は、側面を二区に分かち、夫々格狭間を作る | ||
国東塔は、山門に続く石段の途中、輪蔵の下に安置されている | 塔身首部、首部は一段、平行に近くあまり勾配はついていない |
笠
屋根は照りむくり(曲面で上方が起こり、下方が下反り)があり、軒口薄く、両端で強く反る
相輪は、下の露盤と一石で作られ、伏鉢は複弁、上下の請花は単弁で蓮弁に縦線が入る。九輪は彫りが深く、宝珠も火焔宝珠 |
塔 身
中央部がやや膨らんだ円筒形で、側面に紀年銘と願主名を刻む
塔身に「応長元年(1311)九、月八日大願主、僧榮賢敬白」の刻銘がある。笠の一部を欠損するのが惜しまれる。 |
蓮 花 座
蓮花座の蓮弁は単弁で、蓮弁に四本の縦線を入れ荘厳する
基 礎
基礎側面は三区に分かち各々格狭間を作る。基礎を三区にしたものは、この塔が最初。
願成就寺 本堂 (天台宗)
願成就寺(がんじょうじゅじ)山門
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*JR日豊本線 杵築駅前から大分交通バス 日出行きに乗車、「赤松バス停」下車 すぐ。日出駅から杵築行き乗車、「赤松バス停」下車すぐ。杵築駅から徒歩で 約30分。
(撮影:平成23年3月18日)