西原寺跡 石造宝塔 [大分県宇佐市安心院(あじむ)町山蔵(やまぞう)]
県道716号線、大年社(おおとししゃ)の西 約400mにある石造宝塔で、田園の中に立つ。南北朝時代の作品。
西原寺跡 石造宝塔 (市指定文化財、南北朝時代 、安山岩、高さ 228Cm)
露盤、背の高い露盤で、側面は二区。屋根(笠)と一石で作られる。 | ||
宇佐市コミュニティバス、「山蔵バス停」の南側に立っている | 塔身首部、一段で、直径が塔身に比し細く、背が高い。 |
笠
屋根(笠)は「照りむくり」(曲面で上方が起こり、下方が下反り)があり、軒下に一重の垂木型、上端に露盤を刻出する
塔 身
塔身は壺型で、側面一カ所に長方形の孔を穿つ。側面は、首部を含め無地。
相輪は水煙がつく層塔型で、下から請花・九輪・水煙・宝珠。宝塔の周りに寺院の痕跡はなく、田園の中にとけ込んで立っている。 |
基 礎 ・ 基 壇
切石の基壇上に、一石からなる二段の基礎石を置く
西原寺跡 石造宝塔 (市指定文化財、南北朝時代)
相輪に水煙を採用しているが、全体的にシンプルで飾りが少ない。
石造宝塔 紀年順 | 志那神社(しなじんじゃ)石造宝塔(南北朝時代) | 石造宝塔-紀年順-目次 |
*宇佐市コミュニティバス、古川・上ノ原線の「山蔵バス停」の南側に立っている。県道716号線、大年社の西 約400m。
(撮影:平成23年3月15日)