無量光寺(むりょうこうじ)貞和年銘 宝篋印塔

 無量光寺(むりょうこうじ)(神奈川県相模市南区当麻578)

  歴代廟 中世塔婆のなかで、四番目に古い 南北朝時代前期 貞和(1345~50)年間の紀年銘がある宝篋印塔。

無量光寺 宝篋印塔(市指定史跡、南北朝時代前期 貞和年間 1345~50年、安山岩、高さ 145Cm)

歴代廟所、中央塔から右側へ二基目の宝篋印塔 塔身の刻銘:「貞和口年(1345~50)、口口、四月二十六日」

笠は、縦に低く、横に広がる。隅飾りも、横広の感がある。

段型は下二段、上五段で最上部は側面二区の露盤とし、隅飾は二弧輪郭付で内は無地、やや外傾する。

塔身 正面

塔身は、輪郭を巻き内は無地、正面に紀年銘が刻まれている。

刻銘:「貞和口年(1345~50)、口口、四月二十六日」

相輪は、下から伏鉢・単弁請花・九輪で、九輪は七輪を残し上部の請花・宝珠を欠失する。また、九輪の輪間は線刻で表現している。

基礎 正面

基礎上端は二段の段型、側面は四面とも関東形式の二区で内は無地。

反 花 座

上端は複弁反花、側面は二区で、内に各々格狭間をつくる。

無量光寺 歴代廟塔 中央

貞和(1345~50)年銘 宝篋印塔は、中央塔の右2の位置に安置されている。

新造の大型宝篋印塔が中央に、左右に十五基、前方にも多数の宝篋印塔が安置されている。

指定 名       称 制  作  年 西  暦
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)文保三年銘 宝篋印塔     鎌倉時代後期 1319年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)元応二年銘 宝篋印塔     鎌倉時代後期 1320年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)康永三年銘 宝篋印塔     南北朝時代前期 1344年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)貞和年銘 宝篋印塔      南北朝時代前期 1345~50年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)康安元年銘 宝篋印塔     南北朝時代中期 1361年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)至徳四年銘 宝篋印塔     南北朝時代後期 1387年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)応永二年銘 宝篋印塔     室町時代初期 1395年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)応永十四年銘 宝篋印塔    室町時代前期 1407年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)応永二十一年銘 宝篋印塔  室町時代前期 1414年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)永享二年銘 宝篋印塔     室町時代前期 1430年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)文安二年銘 宝篋印塔     室町時代前期 1445年
市・史跡 無量光寺(むりょうこうじ)寛永七年銘 宝篋印塔     江戸時代前期 1630年

無量光寺(むりょうこうじ)宝篋印塔 一覧

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一遍上人 銅像

明治二十六年(1893)の大火で焼失した本堂の跡に、宗祖一遍上人の銅像が立っている。

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*JR東相模線 「原当麻(はらたいま)駅」下車、西方向へ徒歩 約17分。

(撮影:平成24年11月7日)