無量光寺（むりょうこうじ）（神奈川県相模市南区当麻578）

　　歴代廟 中世宝篋印塔群の一基で、室町時代前期 応永二十一年（1414）の在銘塔。

無量光寺 宝篋印塔（中央）（市指定史跡、室町時代前期 応永二十一年 1414年、安山岩、高さ 136.5Cm)

歴代廟所、中央塔から右側へ三基目の宝篋印塔で、基礎の正面に室町時代前期 応永二十一年（1414）の紀年銘がある。

笠

段型は下二段、上五段で最上部は側面二区の露盤とし、隅飾は二弧輪郭付で内は無地、やや外傾する。

塔身 正面

塔身は、四面とも輪郭を巻き内は無地、紀年銘は基礎に刻まれている。

相輪は、下の露盤からややはみ出し気味で各部より大きく、別物かもしれない。下から伏鉢・請花・九輪で、上部の請花・宝珠を欠失する。

基礎 正面

基礎上端は二段の段型、側面は四面とも関東形式の二区で、正面に刻銘がある。

刻銘：「應永廿一年（1414）、八月口口日」

刻銘：「八月口口日」		刻銘：「應永廿一年（1414）」

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　無量光寺（むりょうこうじ）永享二年銘 宝篋印塔　　　　　　 　　　　　　　　　　　　石仏と石塔-目次！

無量光寺 歴代廟塔 向って右側

応永二十一年（1414）銘 宝篋印塔は、中央塔の右 3の位置に安置されている。

中央塔から、向って右に十基、左に五基、前方にも多数の宝篋印塔が安置されている。

宝篋印塔紀年順

大念仏（だいねんぶつ）一結衆 宝篋印塔（室町時代前期）

宝篋印塔-紀年順-目次

＊JR東相模線 「原当麻（はらたいま）駅」下車、西方向へ徒歩 約17分。

（撮影：平成24年11月7日）